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【スペーシア(MK32S) パワースライドドア開閉不良】原因と安価に直す方法

更新日:9月26日

こんにちは、レイラカーズです。

今回は スズキ・スペーシアカスタム(MK32S)の電動スライドドア修理 の事例をご紹介します。


今回ご紹介する内容は、電動スライドドアのトラブルであれば多くの車種に共通(中身の部品が同じ)するケースです。お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

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症状


お客様から伺った症状は以下の通りです。


  • スライドドアが開いたり開かなかったりする

  • 途中で止まってしまうことがある

  • スイッチ操作しても反応しない時がある

  • 半ドアになってしまうことがある


スイッチを押すとドアが「動こうとする」ものの開閉しない という状態

この場合、9割方「ドアロックアクチュエーター(スライドドアリリースモーター)」以下アクチュエーターの故障 が原因です。



点検方法


内装の内張を剥がした状態で、電動スライドドアのボタンを押し、アクチュエーターの動きを直接確認します。


  • 動きが遅く弱々しい

  • 引き切れていない(途中で止まる)

  • 力不足でドアを押し出せない


こうした挙動が見られれば、内部モーターの劣化 と判断できます。

目視で分かるレベルなので、経験のある人であれば比較的早く断定できます。


今回入庫のスペーシアカスタムもアクチュエーターの動きが弱々しく早速交換作業に進みます。


↑修理後のモーターが元気な状態



修理の流れ


  1. ドアトリムを取り外し

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  2. スライドドアリリースモーター(アクチュエーター)を取り外し

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  3. アクチュエーターを分解し中の劣化したモーターを新品へ交換

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  4. ギア部をグリスアップ


  5. 再組み付け&動作確認


作業時間は約45分で完了


交換後はスライドドアがスムーズに開閉できるようになりました。



パワースライドドア開閉不良の原因は内部モーターの劣化


アクチュエーター中に駆動用の小型モーターが存在します。それが経年によりブラシや内部部品が摩耗し、トルク不足を起こしているのが原因です。


他車種にも共通するトラブル


このモーターはスペーシアカスタムだけでなく、スライドドアの車種には幅広く採用されています。


  • スズキ パレット(MK21S)

  • トヨタ ポルテ/シエンタ

  • トヨタ エスティマ(50系)

  • トヨタ アルファード/ヴェルファイア

  • 日産 セレナ(C26、C25)


名称は「リリースモーター」「ドアロックアクチュエーター」など様々ですが、基本構造は同じなのでこのモーターが使用できます。

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このモーター単体は税別1500円くらい

車を触る機会が多い人は幾つか持っとくといいかも知れませんね。


純正部品交換


ディーラー修理では「アクチュエーターASSY交換」となり、上記モーター単体では部品が出ません。


  • 純正ASSY交換の場合

    部品代 約35,000円前後 + 工賃 → 合計 約4、50,000円程度の請求になるのでは無いでしょうか?


  • モーター単体交換(当社施工の場合)

    モーター代 1,650円 + 工賃45分(0.75h × 8,800円/h=6,600円)

    → 合計 約8,000円程度


👉 工夫するだけで、修理費用を 1/6以下 に抑えることができます。



まとめ


スライドドアの不具合でよくある症状:スイッチを押すとドアが「動こうとする」ものの開閉しない という状態

これらの多くは アクチュエーター内部モーターの劣化 が原因です。


「ASSY交換しかない」と言われて高額修理を検討している方も、実際はモーター単体交換で安価に直せるケースがあります。


📌関連リンク



担当直通

TEL:080-6245-1757


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