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【整備記録】NCロードスターの定番トラブルにまとめて対応しました(ブロアファン異物清掃・サーモスタッド交換など)

こんにちは、レイラカーズの飯塚です。


今回は、在庫車として仕入れたNC型ロードスター(走行距離19万km超)の整備記録をご紹介します。

NCロードスターは人気の高いモデルですが、年式や走行距離によって定番のトラブルが出やすい車種でもあります。


NCロードスター
NCロードスター

今回は、以下の作業を実施しました:


  • ブロアファンの異物清掃

  • サーモスタッド交換

  • スロットルボディ洗浄

  • エンジンオイル・クーラント交換



中古車選びや整備の参考になれば幸いです。





■ エアコンフィルターが無い!?ブロアファン異物侵入の実態



NCロードスターの特徴のひとつが、エアコンフィルターが標準装備されていないこと。

そのため、外気取り入れ口から葉っぱ・虫・砂などがそのままブロアファンに入り込む構造になっています。


今回も「カサカサ…」という異音が発生。

ブロアファンを取り外して確認したところ、案の定、枯れ葉やゴミがびっしり付着していました。


丁寧に洗浄し、音も解消。


ビフォーアフター



■ 暖房が効かない?サーモスタッド不良のサインに要注意



次に対応したのがサーモスタッドの交換です。

NCロードスターでは、この部品の劣化によるトラブルも非常に多く、温度が安定せずオーバーヒート気味になることもあります。


特に要注意なのが、


「暖房を入れても温風が出てこない」


という症状。

これは、サーモスタッドが開かず冷却水が循環できていない危険信号かもしれません。

放っておくとエンジンへのダメージにつながるため、早めの対処が重要です。


なお、NCのサーモスタッドはスロットルボディの裏側という非常に作業性の悪い位置にあります。

そのため、今回はスロットルボディを取り外してアクセスし、ついでにスロットルボディの内部も徹底洗浄しました。


サーモスタッドまでのアクセス
サーモスタッドまでのアクセス
スロットルボディ
スロットルボディ
外したサーモスタッド
外したサーモスタッド

■ オイルとクーラントも同時交換|過走行対策も万全に



走行距離19万kmということもあり、エンジン保護の観点から油脂類も交換しました。


  • エンジンオイル:スノコ「Qualia(クオリア)」5W-30


     → エステル配合の合成油で、過走行エンジンにもおすすめの粘度設定です。

  • 冷却水(クーラント):LLCタイプ(緑色)を採用


     → 純正同等品で耐久性と冷却性能のバランスを確保しています。



これらの交換によって、エンジン内部の保護と冷却系の安定性も向上しました。





■ 「見えない整備」こそ安心の証に



今回のような整備内容は、見た目には現れにくい部分ですが、車のコンディションを大きく左右する重要ポイントです。

レイラカーズでは、中古車を仕入れたらしっかり点検し、トラブルの芽を事前に摘んだ状態で販売しています。


気になる車両があれば、お気軽にお問い合わせください。

整備記録も正直に公開し、「安心して乗れる中古車」をご提供するのが私たちのスタンスです。


NCロードスターのエンジンルーム
NCロードスターのエンジンルーム

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